さて12月。新しい仕事も始まり、なかなか飲みに行く機会も減るだろうと思っていたらそうでもなかった。仕事は夕方までだし、職場は「世界一長いバーカウンター」と言われるデュッセルドルフの旧市街にほど近いところ。でも旧市街は酔っ払いも多く、また一杯の値段も高く、1人飲みには向いてない。あそこはみんなで行って騒ぐ所だ。
混んでる店とかは基本的に敬遠したい自分としては、自宅付近で探すのが良い。日本だと、居酒屋って言うと駅の付近にあるものだ。立ち飲み屋だって基本的には駅から近い立地の方がいいとされているし、実際駅の近くに集まっている。ドイツはその点まったく逆で、レストランやバーは基本的に都市部であれば、至る所にある。もちろん田舎はその限りではないが。
つまり、デュッセルドルフの繁華街(=旧市街)が東京で言う「池袋」だとして、自分が住んでいるのは「目白」の駅からちょっと歩いた住宅街の一軒だとする。そこで飲みに行こうと思った場合、池袋に行くか、最低でも目白の駅前までは行くはずだ。それがドイツになると、その辺の近所の軒先がそのままレストラン兼バーになっていて、食事も出来るし一杯飲むだけでもいい。東京の街中で、コンビニが一軒あるような間隔で、レストランやバーがあるのだ。
この記事のお店の訪問によって、自宅付近の居酒屋はほぼ完封したつもりだったのだが、まだまだ歩けば見つかるのがドイツ。徒歩圏内にまだ5軒は確実に訪問すべき課題店が見つかった。嬉しいやら何やら。入り口付近が立ち飲みスペースで、アルトはSchlüsselで1.40ユーロ。お店のおっちゃんは多分バイエルン人。
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